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お部屋探しは3月だと引越しが大変?費用や予約事情も詳しく解説

佐々木 直樹

筆者 佐々木 直樹

不動産キャリア18年

面白く・楽しく・美しくありたいと思っております(笑)

春の訪れとともに、新生活の準備が始まる三月。この時期にお部屋探しや引越しを検討されている方も多いのではないでしょうか。しかし、「三月の引越しはおすすめできない」と聞いたことはありませんか?なぜ三月の引越しが避けられるのか、その背景や具体的な理由を知ることで、大切なお引越しをより良いものにできるはずです。本記事では、三月の引越しに潜むリスクや注意点を分かりやすく解説いたします。

3月の引越しが繁忙期と呼ばれる理由

まず、{{3月}}は進学や就職、転勤など新生活の動きが集中するため、例年「賃貸」「引越し業界」で最も人の移動が激しくなる時期です。たとえば、国土交通省によると、令和2年度の引越し件数は3月が通常の月の約2倍に達しています。そのため、賃貸物件や引越しの予約が非常に取りづらくなる状況です。

引越し予約が難しくなるのは、引越し業者が繁忙期には対応可能な枠を早く埋めてしまうからです。さらに2025年以降は「2024年問題」と呼ばれる運送業界の労働制規制の影響で、人手不足や対応件数の減少が顕著になり、繁忙期での引越し料金高騰や予約困難が一層深刻になっています。

また、賃貸でも同様に、物件の動きが速く、「内見前に申し込み→即契約」といったスピード対応が求められることが増えています。さらにオンラインの内見や申込みが浸透したことにより、実際に物件を見ていなくても他の人に先に決まるケースも増えています。

このように、3月は人の移動が集中し、引越し業者も不動産会社も対応が限界に近づくため、予約が困難になり、内見や入居審査にも時間がかかりやすい、とても「繁忙期」と呼ぶにふさわしい時期です。

項目内容影響
時期要因 進学・就職・転勤など新生活の集中 申込や契約が速く進行
引越し業界の状況 労働規制による人手不足・対応枠減少 予約困難・料金高騰
賃貸市場の傾向 オンライン内見・申込みが増加 問い合わせから契約までスピードアップ

3月の引越し費用が高騰するメカニズム

3月は引越しの「繁忙期」であり、引越し業者への依頼が一年で最も集中するため、費用が大幅に上昇します。国土交通省の統計によると、3月の引越し件数は通常の月の約二倍にもなるとされています。そのため業者側の供給が追いつかず、料金が高騰する構造になっているのです。

具体的には、単身の荷物が少ない場合でも3月の平均相場はおよそ7万3千円、2人家族では約12万8千円、3人家族では15万円、4人家族では17万円といった金額が目安となります。一方、通常期(5月〜2月)は単身が約3万8千円、2人家族が約7〜8万円と、月によっては5万円以上の差が生じるケースもあります。

また、3月でも上旬の平日や「フリー便(時間指定なし)」を利用することで平日料金より数千円〜1万円程度安くなることがあります。さらに混雑を避けるため、仏滅や赤口など六曜が縁起悪いとされる日には、予約が取りやすくなる可能性もあるため、費用を抑える工夫として有効です。

項目概要ポイント
料金相場3月は通常期より2〜3倍単身:約7万円、家族:12〜17万円程度
平日・フリー便時間指定なし・平日に設定数千円〜1万円ほど節約可能
縁起の悪い日六曜の仏滅・赤口など予約が空いていて費用が安くなる傾向

予約困難でスケジュールが組みにくいリスク

3月は引越し業界の最も混雑する時期であり、引越し業者や内見、不動産の入居審査の予約が極めて困難になるリスクがあります。

たとえば、国土交通省の「引越混雑予想カレンダー」によれば、3月15日(土)から4月6日(日)までは特に混雑が予想されており、この時期に引越し業者へ依頼すると「希望日時に予約が取りにくい」という状況が高まります。また、引越し費用が割高になる傾向もあります。

また、特に3月下旬から月末にかけて、土日や祝日などの人気日程は予約が殺到し、年末の12月にはすでに埋まり始めてしまうケースもあります。

さらに、部屋探しの視点でも、繁忙期の1〜3月では「お問い合わせしてもすでに申し込み済みとなり物件が終了している」「内見前に申込が入ってしまう」など、物件の確保に時間を要するだけでなく精神的負担も大きくなります。

そこで、次のような回避策も有効です。

対策 内容 効果
仮押さえ・仮予約を早期に行う 物件や引越し先住所が確定していなくても、見積もりや仮押さえを依頼する 希望日時を先に確保できる
複数業者への一括見積もりや確認 複数の業者に同時に問い合わせて、空き状況や料金を比較する 予約できる可能性が高まる
平日・時間指定なし(フリー便)を柔軟に利用 土日や祝日を避けたり、時間帯指定をしないことで業者の対応幅を広げる 予約確保のハードルが下がり、料金も安くなることがある

こうした対策を組み合わせることで、3月の繁忙期においてもスケジュールをしっかりと組むことが可能になります。

焦りから起こる見落とし・後悔のリスク

3月は引越しの繁忙期として知られており、スケジュールや費用の都合から早く決めなければという焦りが生まれやすい時期です。その結果、内見や契約において重要なポイントの見落としや後悔につながるリスクが高まります。

実際に引越し経験者のうち、87・4%が「引越し後に後悔したことがある」と回答しており、特に多かった後悔の声としては「騒音がひどい」「日当たりが悪い」「住民トラブル」が挙げられています。これらは内見時に時間帯や現地環境を十分確認しなかったことが一因と考えられます。複数回の内見や時間帯を変えた確認が後悔軽減につながるという意見も多く寄せられています。

主な後悔の理由内容対策
騒音壁が薄く、隣や上階の生活音が気になる内見時に実際の生活音をチェック
日当たり夕方など照明の時間帯で暗く見える午前・夕方など複数時間帯で内見
住民トラブル隣人からの苦情や騒音によるトラブル周辺環境・住人の様子を確認

また、繁忙期には申し込みから入居審査、契約手続きが早く進められるよう求められがちですが、焦って判断することで「家賃発生時期」や「解約条件」「設備の不備」など、重要な契約条件を見落とす可能性が高まります。例えば、内見せずに契約まで進める「先行契約」は、後になって物件の印象や条件が異なっていても取消できず、違約金が発生する恐れがあります。

したがって、焦りを抑えて余裕を持った準備を進めることが、後悔を防ぎ、安全で安心な新生活のスタートにつながります。

まとめ

三月はお部屋探しや引越しを検討する方が集中するため、費用の高騰や各種手続きの混雑、予約の取りづらさといった多くの難点が生じます。特に、引越し業者や内見の予約が困難になりがちで、冷静な判断ができずに後悔を残すことも決して珍しくありません。大切なのは、事前準備を丁寧に行い、焦らず慎重に物件選びや手続きを進めることです。落ち着いて余裕を持つことで、納得できる住まい探しが実現し、新生活を安心して始められるでしょう。

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