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これからのマイホームとは何か?Z世代共働き家族の新しい住まい方を解説

会社からのお知らせ

佐々木 直樹

筆者 佐々木 直樹

不動産キャリア18年

面白く・楽しく・美しくありたいと思っております(笑)

これからのマイホームとは何か。
特にZ世代の共働き家族にとって、その答えは親世代とは大きく変わりつつあります。
仕事と家事育児を同時にこなす日々の中で、住まいに求めるのは広さよりも、時間と心のゆとりかもしれません。
そこで本記事では、Z世代の価値観や働き方を踏まえながら、共働き家族にとって本当に暮らしやすいマイホーム像を整理していきます。
間取りや設備だけでなく、立地選びや家計・ライフプランまで、これからの計画に役立つ視点をわかりやすく解説します。
自分たちらしいマイホームのヒントを、一緒に見つけていきましょう。

Z世代共働き家族が描く「マイホーム像」とは

Z世代を対象とした近年の結婚やお金に関する意識調査では、夫婦像として「共働き」「家計や家事の共有」「意思決定の共同」という価値観が新たな前提になりつつあることが示されています。
物価上昇の影響もあり、結婚後も片方が専業で家庭に入るより、共に働き支え合う生き方を選ぶ人が多い傾向です。
そのため住宅についても、一人が世帯を支える時代の発想ではなく、共働き前提の家計管理や時間の使い方を意識したライフプランに組み込む考え方が広がっています。
こうした現実的な家族観が、これからのマイホームのイメージにも大きく影響しているといえます。

一方で、Z世代が「持ち家」にどの程度こだわるかについては、調査ごとに特徴的な傾向が見られます。
若い世代ほど、結婚や子育てをしても生き方は個人の自由という考え方が強く、住まいも賃貸か持ち家かを柔軟に捉える傾向があります。
しかし、住宅に関する意識調査では、Z世代の中にも「いずれは住宅を所有したい」と考える人が一定数存在し、新築の一戸建てや分譲住宅を理想とする回答も見られます。
つまり、「持ち家一択」という世代ではないものの、ライフステージのどこかで住宅を取得したいという意向は、他世代と大きく乖離しているわけではありません。

物価高や将来不安は、Z世代のマイホーム計画や取得時期の判断にも直結しています。
生活費や教育費の負担感が増す中で、住宅ローンを利用して購入することに慎重になる人もいれば、家賃とローン返済額を比較し「長く住むなら購入が合理的」と考える人もいます。
また、住宅金融支援機構などの調査では、今後数年以内に住宅取得を検討する層の中でも、共働き世帯が返済計画や金利動向に一層関心を高めている様子がうかがえます。
このように、経済環境や社会保障への不安を踏まえながらも、自分たちの家計に合ったタイミングと規模でマイホームを検討する姿勢が、Z世代共働き家族の特徴といえます。

観点 Z世代共働き家族 従来世代
結婚・家族観 共働き前提の対等なパートナー像 片働きと専業主婦前提の役割分担
住まいの捉え方 賃貸と持ち家を柔軟に選ぶ志向 結婚後は持ち家取得が当たり前
物価高への向き合い方 家計ルール重視の慎重な住宅取得 景気動向よりライフイベント重視

これからのマイホームに必要な空間と機能性

共働きが一般的になり、在宅勤務や時差出勤など柔軟な働き方を行う人が増えたことで、自宅における仕事用スペースの需要が高まっています。
民間の住まいに関する意識調査では、理想の住まいとして「省エネ性能が高い住宅」が上位となる一方で、「在宅ワークスペースがあること」を必要と考える人も全体の約4割にのぼります。
このように、これからのマイホームでは、リビングや寝室とは別に、集中しやすいワークスペースや将来用途を変えやすいフレキシブルな間取りが重要になってきています。
書斎ほど広くなくても、オンライン会議に対応できる半個室や、家族とほどよい距離感を保てる一角を計画することが、共働き家族の暮らしやすさにつながります。

また、共働き子育て世帯の住宅選好に関する研究では、家事や育児を効率化できる間取りへの関心が高いことが示されています。
料理・洗濯・片付けを同時進行しやすいよう、キッチンと水まわり、物干しスペースを近接させることで、移動距離と家事時間の削減が期待できます。
さらに、玄関周りの収納やファミリークローゼットなど、家族全員の持ち物をまとめて管理できる収納計画を整えることで、片付けの手間を減らし、忙しい毎日の負担を軽くできます。
限られた床面積の中でも、回遊動線やまとめ収納を意識することが、いわゆる「タイパ」を重視した住まいづくりのポイントになります。

一方で、住宅取得時に重視する点としては、価格に加えて「耐震性能」や「省エネ性能」など住宅の質に関わる項目が上位に挙げられています。
エネルギー価格や物価の上昇が続くなか、断熱性や気密性が高い住まいは、光熱費の抑制と快適性の両立につながるため、理想の住まいとして支持を集めています。
さらに、在宅勤務経験者を対象とした調査では、温熱性能の高い住まいほど、自宅での仕事環境への満足度が高い傾向も確認されています。
これからのマイホームでは、地震への備えとともに、断熱・省エネ性能を重視し、家族の安全と家計への負担軽減の両面から、長く安心して暮らせる性能を確保することが大切です。

項目 重視されるポイント 共働き家族への効果
ワークスペース 静音性と集中しやすい環境 在宅勤務時の生産性向上
家事動線と収納 短い移動距離と一箇所収納 家事時間の短縮と負担軽減
耐震・省エネ性能 高い断熱性と耐震性 安心安全と光熱費抑制

共働きZ世代家族のための立地・暮らし方の選び方

共働きZ世代家族にとって、立地選びでは通勤や通学のしやすさと生活利便性の両立が重要になっています。
国土交通省の住生活総合調査では、住宅や居住環境で重視される項目として「日常の買物などの利便」や「通勤・通学の利便」が上位に挙がっています。
また、Z世代を対象とした民間調査でも、住まいの条件として「通勤・通学に便利」が最も重視される傾向が見られます。
そのため、職場や保育園・学校までの移動時間と、生活施設への近さをバランスよく考えることが大切です。

次に、家族構成に応じた住まい方の違いを押さえておく必要があります。
核家族の場合は、職場と保育・教育施設へのアクセスを重視しつつ、家事や育児をしやすい生活動線が求められます。
一方で、二世帯や多世代同居では、親世代の生活利便性や医療機関へのアクセスも重要な検討要素になります。
住生活総合調査でも「医療・福祉・介護施設の利便」が重視項目として挙がっており、多世代で暮らす場合は特に配慮が必要です。

さらに、共働きZ世代家族は、将来の住み替えやライフステージの変化を見据えた住宅選びが重要です。
住宅を選ぶ際の条件として、国土交通省の調査では「希望する立地にあること」が最も高く、「希望する広さや間取りであること」が続いています。
将来の家族人数の変化や、子どもの成長、働き方の変化に応じて間取りを柔軟に使える住宅タイプを選ぶことで、長く暮らしやすい住まいにつながります。
また、住み替えのしやすさを考える場合は、需要が見込まれやすい立地条件かどうかも意識すると安心です。

検討観点 重視したいポイント 共働きZ世代の工夫
通勤・通学 移動時間と負担軽減 乗換回数や混雑を確認
生活利便性 買物・医療への近さ 日常利用施設を事前確認
将来の変化 住み替えやすい立地 需要の見込める地域特性

これからのマイホーム計画と家計・ライフプランの整え方

共働き世帯がマイホームを考える際は、まず現在の手取り収入と支出を整理し、毎月いくらまでなら住宅関連費に充てられるかを確認することが大切です。
一般的には、住宅ローン返済額と管理費や修繕費などを含めた住居費が手取り収入の2~3割程度に収まると、家計が安定しやすいとされています。
また、ボーナス返済に頼り過ぎない返済計画にすることで、景気変動や働き方の変化があっても無理なく支払いを続けやすくなります。
さらに、共働きだからこそどちらかの収入が減っても成り立つかをイメージしながら、余裕を持った借入額を検討することが重要です。

次に、マイホーム計画では教育費と老後資金の両方を意識した長期的な視点が欠かせません。
子どもの進学コースや人数によって教育費の総額は大きく変わるため、おおまかな進路イメージを持ちながら、毎月いくら教育費の積立に回したいかを考える必要があります。
同時に、公的年金だけに頼らず、自助努力による老後資金づくりも見据えて、長期の資産形成に回すお金を確保しておくことが安心につながります。
このように、住居費・教育費・老後資金の3つの柱を並行して準備できるよう、ライフプラン表を作成しながら住宅予算を調整していくことが望ましいです。

さらに、Z世代の共働き家族がマイホームを検討する際は、お金の話だけでなく暮らし方や将来像についても丁寧に話し合っておくことが大切です。
例えば、今後の転職やキャリアアップの希望、子どもの人数やタイミング、親の介護への関わり方など、人生の優先順位をすり合わせておくことで、選ぶべき住宅の立地や広さが見えやすくなります。
また、家事や育児の分担、在宅勤務の頻度など、日常の役割分担を踏まえて間取りや設備に求める条件を整理すると、入居後の不満を減らせます。
このように、ライフプランと価値観を言語化し共有してから具体的な物件探しに進むことで、納得度の高いマイホーム計画になりやすくなります。

検討すべき項目 主な内容 確認のポイント
住宅予算と返済額 毎月の返済可能額の把握 手取り収入の2~3割目安
教育費と老後資金 進学パターンと貯蓄計画 長期の資産形成との両立
将来の暮らし方 仕事と家族像のすり合わせ 立地や広さの優先順位

まとめ

Z世代の共働き家族にとって、これからのマイホームは「広さ」よりも、働き方や子育てに寄り添う使いやすさが重要になります。
リモートワークに対応できるワークスペースや、家事を時短できる動線、安心して暮らせる性能は欠かせません。
また、通勤や保育・教育環境、将来の住み替えも見据えた立地や住宅タイプ選びがポイントです。
当社では、家計やライフプランの整理から、具体的な物件選び、購入までを丁寧にサポートしています。
パートナーと話し合いながら、無理のないマイホーム計画を一緒に考えたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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